みどり丘幼稚園

ゆたかにこまやかに自立を目指して

母の日によせて

≪視点≫     母の日によせて
           ~我がままとがまんの力~
                               園長 三浦 瓔子

若葉の好季節となりました。入園式、総会などのPTA活動、そして成長懇談会、ファシリテーションの開催、続いて大うんどう会と皆様にお目にかかる事の多い時期でした。子どもの園の生活もスムーズになってきた様子でございます。色々とご協力ありがとうございます。

さて、子どもの姿として、例えば大人が本当に熱中している時、ことが済んで「あーよく出来たものだ。たのしかった!」という気持ちを味わったことが多々あります。子どもが一回に一つずつある突起した事に出会えば、その事に大変熱中する事は生まれつきであり、その能力を持っています。そして全身全霊をうち込んで学び取り、吸収する事ができるものです。もし大人の邪魔さえなければ、思う存分いつ迄も集中し続け、全うすると我に返ったように「あーつかれた」と言うかもしれません。その時こそ、休息の癒しが家庭では大変必要なことです。

優しい受容の心遣いではないでしょうか?

子どもの成長に自然にあるものである我がままは、その心情の培いに同時に、一つ“がまんする力”の培いが

必要です。がまんという言葉は『後でいいことがあるから、今したいことをしない!』と意味します。言い換えれば、子ども自身が目的をもって自ら進んでがまんする能力といえます。このがまんする力は、幼児期に大きく成長します。それには、子どもが自分で物事に心を統一させ、『学ぼうとする喜び』を感じる機会が豊かであればと思っております。この時に同時に子ども自身の内面の我がままのコントロールが育っていきます。だだっ子で自分中心の動きの自我の世界から、自分で学んで納得し大きくなっていきます。子育ては大人もがまんの時期かもしれません。

園での友達との関係で、子どもの自我発達は他の子どもとの間でトラブル発生や「ルール」を守るという事、「ルールを破った」という主張の対立でけんかになり話し合う場を設けて反省や正解を求めていくプロセスで自分コントロールが身についていきます。幼児の気持ちの中で今の子どもの自分コントロールについて少し見ていくと、我がままは、子どもの生活上一つの成長の特色であります。自分の思うままに通すという事であって、遠慮の反対です。無茶とも、強情とも、身勝手とも、駄々っ子とも、きかぬ子ども…。要するに我がままに他なりません。相手次第で反抗的態度、怒り、けんかとなります。いずれも他人に負けていない自我主張の心からのものでしょう。成人になっても時として、自分感情として、自分が、自分の、自分をと、自己を語ることが増えてきます。仲間同士になると自分と対立的生活が見えるようになってきます。青年期まで行くと急に反対の行動生活に向けたりする社会的な活動もおこりうる事になります。我がままに対する教育の誤りは二つあげられます。

年齢相当に他人を顧みる力も成長していくので、甘やかしと厳しさのしつけという問題もあろうかと思いますが、この我がままは子ども自身の内部からの信号でありますので多くの場面で自己抑制力を学びとる事が大切であります。

厳しすぎると子どもはそれなりの形に変わっていくしかない。芽が出そうになると摘み取られ、その繰り返しはこの大切な自然が与えてくれた本性の発達を遅れさせてしまい、いじけた無気力な卑怯者を作ってしまうかもしれません。しかし、その実は、心の中に妙にひねくれた陰うつなものを身に着けていきます。表面はおとなしくて素直といわれても、本当の適当な満足が得られるべき自己統率力を身に着けられていません。深い共感の元に子どもの導きにあたる安堵の受容が大切です。そして見えない内面のつぶやきをよく理解し正しく導くことが大切かと思います。

子どもの心もち 

 

≪視点≫     ~新しい生活の希望~                    園長 三浦瓔子

 

令和という改元の記念の年に新学期が始まり、子ども達はゆっくりと園生活に慣れ楽しめるようになってきました。

入園式では『月・日・曜日の歌』のお遊びをしました。この歌は<日本の子どもの歌>を吟味する協会の篠原 眞による作詞・作曲であります。また、子どもの「私のカレンダー」として日本の成長教育のイタリーのMONTESSORI教育思想を研究し、そのMETHODとして考案したH・ヘルスナー教授の教材です。このMETHODの採用は、日本初、赤羽恵子委員長(現京都MONTESSORI養成校)が導入されました。

当園に於いても「時の流れ」を視覚的認識でき、主体的活動となり続けることの生活リズムへの育ちになりうると信じ、小さな幼児の活動を見守り続けていきたいと存じて“令和”に因んで、変化する主体性に重点をおく日本の教育に準じ採用しました。どうぞ御理解下さい。

 

さて、子どもの様子を観察しておりますと今は少し不安さもあるかと思います。子どもの心もちは、行ったり来たりと揺れ動いていると思います。

子どもは急き立てられることは好きではありません。子どもの吸収と表出のリズムは、大人よりずっとゆっくりで、子どもの感じる時間は、大人の感じる時間とは異なります。

 それは、子どもは大人のように先を見こした計画を立てる事はしません。そして、何か急いでしなければならないことはないのです。子どもの生活は、今この瞬間が吸収と表出の出来事です。また、子どもは“自分で自分で”と思うことで、次への行動に大きな原動力となって進めることができます。

 でも、まだ子どもは幼いので物事に完ぺきではありません。大人の子どもには気付かれない手助けが必要です。それを子どもは望み、喜びであり、安心です。この瞬間、瞬間に自分を自覚し、独立したいと願います。できる限り、自分のことは、自分でしたいと心から思っている子どもたちが、今の園でのスタートラインに立って、静かに希望を感じていることでしょう。

平成30年度 保育終了においての御礼

 ~大きい子どもは小さい子どもへ 小さい子どもは大きい子どもから~

                          

                                                                   園長 三浦 瓔子

冴えかえり冴えかえりしながら、確実に能勢の地にも春がやってまいりました。

いよいよ平成30年度、学年度末になりました。

今、思い起こしますと、多様な一年であったと思います。来る316日、胸を張って卒園児が巣立つ卒園式を行いたいと思います。卒園する子どもたちは、大きく目を見開き行く末をしっかり見定めているようです。身も心も幼児期に終止符を打ち、四月からは小学校へ向けて新しい夢と希望を胸に出発です。皆で卒園式を笑顔でお祝いいたしましょう。

また、近日は在園児も新しい靴箱やロッカーを確認することでしょう。子どもたちは違ったスタートラインに立っています。本当に大きくなったと心から感じております。

3月に入り在園児に組み合わせの平織りの手順や、パレードでのフォーメーション、楽器の扱い等や、小さい子どもの生活の仕方について、年長の大きい子どもらしく、自信を持って伝えたり、手伝ったりしている姿は誠に微笑ましい限りでした。

12日のお別れ会では、卒園児達は元気に♪ありがとうの花♪をうたい、在園児からはお花のプレゼントが用意されました。互いにそれぞれの31年度に向けての活動を披露し合い、引き継ぎの心が十分行き交ったお別れ会になったと思います。

私たち教職員も、カーネーションの賜物を頂きました。お別れ会の様子に子ども達の意気込みと成長を感じ、大変嬉しく感動しました。

卒園するみなさん、また機会があれば幼稚園に遊びに来てください。

保護者の皆様、子どもたちの門出や出発に心からお祝いやお礼を申し上げたいと思います。

色々お世話になりありがとうございました。厚く御礼申し上げます。

 

さて、どんぐりの家の棟上げが春やすみ中にあります。期間中、ご迷惑をおかけいたしますが、整いましたあかつきには、どうぞご利用ください。正しい人間(じんかん)の培い、2歳児に焦点をあてて敏感期教育を目指す所でございます。どうぞ、来年度も新しい取り組みで参りたいと思います。

ご協力ください。今年度の皆さまのご厚情に御礼申し上げます。

     感謝

感性あふれる一年間

平成のしめくくりに ~人間教育じんかんきょういく

                   園長 三浦 瓔子

弥生3月 差し込む日差しに春の訪れを感じます。
 
 色々御協力ご指導など応援下さり、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

一年間振り返れば、何かと精力的に良質なPTA活動を基に、両車輪のごとく機能し、園の幼児教育、スイミング、機能遊び、音楽遊び、自然遊びと幼児たちを取り巻く数々の環境は幼児の育ちに大きく響き、敏感に感性をとぎすまし吸収しています。
 
 常に良い発見のきっかけがある様に、〝ふくろうの森〟〝すくすく農園〟などを設定し、教育観を高めています。教師たちは生活習慣、時間の観念、社会ルールなどを興味深く感じられる様、更に進級、就学に向けて、情緒の整理を明白に伝える様に、残り少ない平成30年度の時間を大切に有意義にと園児たちと一緒に活動しています。

平成のおわりに近づき、更に次世代を担う幼児たちの健やかな育ちを皆様と共に育んで参りたいと思いますと同時に、新しい元号にふさわしい保育展開ができるよう、邁進する所存でございます。

また、後になりましたが、二つお知らせと報告をしておきます。一つ目は園の教育向上の一環として、平成316月より、〝付属どんぐりの家〟を開園致します計画でございます。2月初中旬より幼稚園隣接位置で着工予定、竣工は5月、2歳児〝どんぐりの家〟は6月より稼働開園致します。完成しましたら、御覧見学をしてください。
  二つ目は、幼稚園の立地が幸いにして自然いっぱいの森林の中に在ります。最近、特に国サイドで、幼児教育に自然、森の中での子どもの日々の環境活用に着眼されてくるようになりました。
 
 今回これらの保育、幼児教育の質向上、環境づくりから、森林環境教育、地方創生迄、子どもの未来と地域社会をどうつくるかを主テーマに、「主催 公益財団法人大阪みどりのトラスト協会」の元、サブタイトル〝森と自然の恵みを遊びと学びの循環につなげる仕組みづくり〟と題して、シンポジウムで、園代表3名が発表しました。

以上のような、取り組みの挑みは、日本は国土の7割が森林で占める世界でも有数の「森林大国」といわれています。自然の中で幼児たちが豊かな感情をもち、健全な社会人に育っていけるように願いをこめて「自ら考え行動する子どもに育てたい」と保育を展開していきたく存じます。

新しい年号にむけて私達も大いに元気よく希望にもえて前進したいと思います。

平成31年度も何卒よろしくお願い致します。

                                                         感謝

第26回 音楽発表会 ニューイヤーコンサート御礼

                   園長 三浦 瓔子

音楽発表会、13部にかけて、音楽と幼児との出会いの様子をご覧頂けたと思います。

 日々、音があり歌があり、節をつけて遊ぶ幼児の姿にストーリーがあり、音楽性が育ちます。誕生して間のない02歳児は『脳への芸術』、3歳頃は『実物に触れる感触の芸術』、45歳児は『考える素材としての楽器構成遊び』。この様に、幼児期の子どもの音楽との出会いが順次、創造豊かな芸術への審美性へのアプローチと考えます。ちなみに、2001年には文化芸術振興基本法が制定され、幼児期に芸術を多く触れる実践の環境づくりを課題とされています。

 3部のラスト⑰番に演奏しました「ラデッキー行進曲」は、“ウィーンフィルハーモニー管弦楽団”が2時間半のコンサート曲を意義深く選曲し、それらのアンコール曲は“ヨハンシュトラウス”の世界を、格式ある伝統として演奏される恒例曲です。アンコール3曲の内、1曲目は演奏された中から選ばれ、2曲目は「美しく青きドナウ」、オーラスには“ラデッキー行進曲”を演奏します。年長児には、平成ラストの記念の音楽会であったろうし、年中・年少・満3歳児が遊戯室でまとめの演奏をする様子がしっかり聴き、年長児の偉さを感じたことと思います。1部、2部、3部も未知の曲に触れたり、知っている曲を口ずさんだり、時として伝統とコンサートの格式を少し感じられる≪子どものビックイベント≫になった事と思います。

 お家の皆様方、温かい眼差しで見守り、ご支援頂けましたこと、誠にありがとうございました。皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

今後ともよろしくお願い致します。

                         了

謹賀新年    2019年 元旦

 謹賀新年 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。                                           
                      園長 三浦 瓔子   

~調和する歌声と合奏遊び~
 見たり聞いたり、実際にみんなで歌い奏でると、こんなに楽しい曲になるのだと、幼児にとっては、一つ一つが新鮮な出来事です。わくわくしながら自分を取り巻く音の世界を身体中で感じながら音楽の遊びをしています。大変鋭い感覚器官を実際に使う事によって新しい学びを得ていきます。例えば、良い音楽教材が丁度いい機会に幼児が出会うと、その教材は、最初から幼児に生き生きと働きかけるものです。音や歌が幼児の全感覚を開き、快い自然なリズムが幼児たちを調和へと方向づけていくものです。合わす音と詞が求められるものは合唱であり合奏といえるかも知れません。

はっきりとした、よくわかる描写や音楽の歌詞は、幼児用の描写でもなく、大人が〝子ども用〟の音楽と考えるものでもない自分を感じる音楽だという事です。

 幼児の音楽は遊びながらつくる器楽遊びであり、知らないリズム、軽快なリズム、色々な曲に触れ、合唱においては、なじみやすい言文一致の歌でありましょう。

年齢が上がるにつれ、表現したいという意欲は自ら仲間同士で調和できる音楽へと、各個人の発展していくものと思われます。美しいものへの憧れとも言えます。幼児の音楽性を考えるとき、模倣と即興の2種類から始まるといわれている事から、大人は音楽への導きには、正しい音程・リズム・言葉で美的に接する事が大切な課題といえましょう。

そして、音楽教育とは、音楽が動き出し、ストーリーをつくり、幼児がイメージを繰り広げ、快さを味わえる本物の感動に近づけられる瞬間といえましょう。みんなと同じ歌を歌い合奏遊びをする過程は調和する心に繋がっていくことと思います。みんなで一生懸命音楽発表会に臨みましょう。

新しい年の始めに来る平成31年1月19日(土)の第26回 音楽発表会「子どもニューイヤーコンサート」にあたり、幼児とともに教師たちは演出をし、調和へと努力、ハーモニーへと醸し出せるようアレンジしています。

ただいまは〝幼児と音楽〟について、思いめぐらしております。今年もご家族お揃いで健やかに過ごせます様、新年にあたりお祈りいたします。
                   〝祝 楪〟

12月ラストの、子ども達の嬉しい行事!

 いよいよ今週は、1218日(火)のクリスマス会、19日(水)は誕生会、21日(金)の終業日をもって二学期も終了となります。色々と御協力ありがとうございました。

 今年は、猛暑・地震・台風など自然災害が多大な年でした。被害を受けられた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

 

 さて、ご家庭におかれましては、ご熱心に子ども達の成長をしっかりと受け止めて頂き、また教職員はクラスの子ども達の成長を見つめ、寄り添い、心を砕き研鑽を積みました。が、時としてストレスやジレンマに陥ることもございました。行き届かなかった事もある中、お母さま方の笑顔に励まされ、勇気をもって素敵な教育を編み出しながら、前進することが出来たようです。この二学期終了に当たり、子ども達を見守っておりますと、「子どもは人類の精神的建築者」と言えると思います。成長にわがままでなく、享楽でもなく、【真の子どもの自由】の発達に対するブレーカーと思われることは、精神を閉じ込めた分厚い壁の中に居る、か弱い、小石かガラスのかけらのような存在です。

 

 子ども達は、子ども自身の生活を経て社会秩序が生まれます。この近づく冬休みを有意義に、楽しく、生活正しくお過ごし頂けますよう祈っております。

 新年をお迎えになられる皆々様のご多幸を、お祈り致しますと共に、ご理解と御協力を厚く御礼申し上げ、この紙面をお借りしてご挨拶とさせて頂きます。 お健やかに!

第26回 表現遊び発表会 御礼

~第2学期のカリキュラム「情操教育」について~

 大きなテーマとして教諭達がダンスやオペレッタ、子どもミュージカルをアウトプットしていった理由は、【幼児が物語をイメージすることにより、客観的・主体的に知性を発達させるというアクティブ・ラーニングへの挑戦であり、発達を促せるとしたところ】からです。

 幼児期から成長していく過程では、未知のもの、虚構世界、欺瞞(ぎまん)などど出会うことがあります。おとぎ話や童話の下でのオペレッタ・ミュージカルの世界では、不思議なこと、世の中の怖いもの、嘘、悪者退治という勧善懲悪の物語が展開されています。

 幼児期にいきなり、子ども達にリアリティに伝えても分かりにくいものです。幼児は、“いとも小さないきもの”でありますが、未来に生きる存在です。自らの力で人生を切り拓かねばなりません。科学・技術の進歩による社会の急激な変化に敏感でなければなりません。その事が、きっとこれからの世界を支えていく基盤になると思います。

 幼児には、努力する限り無限の可能性を秘めています。カルネイが次のように幼児を例えています。【一滴の水と、一滴の砂が大海と楽園を創る】と言っています。この一滴、一粒は、一人ひとりの個人の個性であり、幼児は無限に広がる未来を創造していくものと思います。

 友達とのオペレッタ遊びを通して不思議さ、宇宙、動植物、小鳥、水、火に至るまでありとあらゆる取り巻きに「美しいなー、楽しいなー、変だなー」といった“感じる心”を揺り動かして、ゆっくりと理性を膨らませていってくれればと思います。

 そして幼児には、心地良い温かさを、つまり、穏やかな美しい心情をもって成長していく事が大切であります。良い環境の下で、健やかに成長を遂げることを願ってやみません。

 まずは、幼児教育への理解と御協力に厚く御礼申し上げます。

                                                

                                                  感謝


※新しいホームページ更新まで、長らくお待たせ致しました。随時、情報発信して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。